イケボとは
「聞いていると落ち着く」
「ずっと耳元で聞いていたい」
「聞くとドキッとする」
こんな声に憧れたことが、一度はあるのではないでしょうか?
「イケてるボイス」通称“イケボ”と呼ばれる声は、「イケてる声」の略称。
“イケメン”が魅力的な容姿を指すのに対して、“イケボ”は魅力的な声を指します。
整体師の観点から見た魅力的な声=イケボとは?
整体師の観点からみたイケボは、高い声や早口で話すのではなく、落ち着きのある話し方です。
またイケボは呼吸のリズムが良く発音がはっきりしているため、言葉がしっかり伝わります。
話す速度が早くもなく遅くもなく程よく聞き心地が良いので誰とでも話が弾みます。
イケボ(イケメンボイス)は生まれ持ったものと思っている方は多いことでしょう。実は、練習次第で誰でもイケボに近づけます。
響きや落ち着き、ハリのある声を目指しましょう!!
自宅でできる簡単イケボストレッチと呼吸法
緊張しやすい方やあがり症の方、のどに詰まり感のある方はまずはこのイケボストレッチと呼吸法をお試しください。
①肘を曲げ手を肩に付けられる方はつけます。
②腕だけでなく肩甲骨を意識して、ゆっくり大きく痛みのない範囲で前から回しましょう。
③ゆっくりと10回、痛みがなければ同じように逆回し10回。
④肩甲骨周りの緊張がほぐれ、背中や肩がゆるみ、声に自然とハリが出て、息が吸いやすくなります。
手首から指3本分上に内関(ないかん)というツボがあります。
乗り物酔いや二日酔い、頭痛、のぼせ、ストレスや不安で症状が増悪するものに効果があります。
このツボの周りが固くなってくるとのどが詰まり苦しく感じます。
発声前に内関をしっかり伸ばすとのどが開き発声がラクに感じます。
カラオケ前に伸ばしておくといつもより高得点が出やすいかもしれません。
私たちは自分では正しく呼吸をしていると思っていますが、イケボでない人、あがり症の人のほとんどは
呼吸が大変浅く、それが余計に身体にストレスをかけています。
私たちの呼吸はプレッシャーや不安を感じると短くて、浅く、速い呼吸になりがちです。
ストレスの多い場面で自分をリラックスさせる方法の一つが、深呼吸です。
長期間意識して練習する必要がありますが、習得してしまえば手軽にできるので大変おすすめです。
①椅子に座って、5数えるまで息を吸う。
②次に10数えるまで息を止める。そして5数えるまで息を吐く。
①、②を5回繰り返す。
※慣れてきたら息を吸う時間、息を止める時間、息を吐く時間を伸ばしていく。
※最初のうちはふらつくことがあるのでイスに座った状態でやることをお勧めします。
上にご紹介した3つの体操とストレッチは日常生活の中に取り入れると習慣化されやすく効果も出やすくなりますので、
痛みのない範囲で継続してみてください。
『毎日少しずつ。それがなかなかできねんだなあ』 相田みつを
セルフケアしても改善しない場合は体が治療を求めているサインになりますのでぜひ
お早めにご相談ください。
次回はあがり症の症状、当院の治療法をご紹介します。
レッツイケボ!